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CS:GOトップ20プレーヤー2016 第11位に Bosnia NiKoがランクインしました。

NiKoは現在19歳の若いプレーヤーですが、13歳だった2010年頃からCS1.6の小さなトーナメントに参加するようになり、15歳となった2012年、DreamHack Bucharestに Serbia iNationから出場します。

2013年には Slovakia iNationのメンバーとしてCS:GOに移行。
当時のiNationには現在アナリストとして活躍する Serbia YNkが加わっていました。

2014年は半年ほどシーンから離れた後、セルビア国内のLANやオンライントーナメントに出場、復活してわずか数ヶ月後の2015年3月、Bosnia NiKoは Europa mousesportsからのオファーを受け入れます。



2015年末、インゲームリーダーを務めていた Germany gob bが脱退し、Bosnia NiKoがIGLを務めることとなりました。当時これは一時的な変更である予定でした。

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2016年に入り、IGLをコーチの Germany Kapioに託す予定でしたが、彼はフルタイムでCS:GOの仕事をこなすことは出来ないと判断し、チームを去ってしまいました。

これにより、結果的に Bosnia NiKoは現在に至るまでIGLを務めることとなります。

Europa mousesportsの出場した2016年初めのイベントDreamHack Leipzigでは、Poland Virtus.Proを破ったものの、その後 Denmark Astralisに敗れ、Denmark Team DignitasにPlayoffs進出を拒まれました。

ここで Bosnia NiKoはRating 1.24とチーム内最高の選手でした。
ちなみにこのDreamHack Leipzigは、彼らが2016年の1年間、Bosnia NiKoの素晴らしい個人パフォーマンスに反して、チームはグループステージ敗退が続くことを予告していたように思います。

その後Acer Predator Masters S2で優勝すると、メジャー大会MLG Columbusのメイン予選に出場し、メジャー大会出場権を獲得しています。しかしこの2イベントは、このランキングでは考慮されていません。

次のプレミアムイベント、IEM Katowiceで Bosnia NiKoは大会Rating 1.44を残し、言うまでもなくチームの最高評価選手でしたが、Playoffs進出には至らず、2勝で今大会を去ることになります。

次に開催されたメジャー大会MLG Columbus、グループステージ最終戦 Sweden Ninjas in PyjamasとのBO3で、NiPはコーチの Sweden THREATを起用しての出場でしたが、Bosnia NiKoの不振もあり Europa mousesportsはこれを倒すことが出来ませんでした。
それでもNiKoは大会Rating 1.22でチーム内最高評価選手となっています。

DreamHack Masters Malmoでは、UnitedStates Team Liquidとメジャー大会王者 Brazil Luminosity Gamingを破ってPlayoffs進出を果たします。
ここで Sweden GODSENTに敗れたものの、Europa mousesportsは着実に力をつけており、Bosnia NiKoも再びチームの主力であることを証明しました。

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2016年2度目のメジャー大会ESL One Cologneでは、UnitedStates Team Liquidに敗れてグループステージ敗退となってしまったものの、Bosnia NiKoはやはりチームの最高Ratingを記録していました。

ELEAGUE S1で Europa mousesportsは、France G2 Esportsと Europa FaZe Clanを破りPlayoffs進出。
さらに Denmark Astralisを倒し、準決勝に進出しました。

準決勝で Poland Virtus.Proに敗れてしまったものの、Bosnia NiKoとチームどちらにとっても成功したイベントとなりました。
NiKoはRating 1.14を記録し、EVPを受賞しています。



8月には Czech oskarがチームに加入するも、1ヶ月と少しで Spain loWelと入れ替わることになります。

新ラインナップとなった Europa mousesportsは、ELEAGUE S2のグループステージに出場し、Brazil Immortalsと UnitedStates Cloud9を破り、1位通過でPlayoffs進出。
しかし準々決勝で NorthAmerica OpTic Gamingに敗れます。

ESL Pro League S4 Finalsに出場した Europa mousesportsは、UnitedStates Team Liquidや France Team EnVyUsを倒し、再び1位通過でPlayoffs進出。
しかし、大会優勝を果たす UnitedStates Cloud9に準決勝で行手を拒まれました。

2016年は、年間を通して Bosnia NiKoが個人レベルで世界最高の選手の1人であることは統計から証明されています。LAN大会におけるRating 1.15は世界でも4位に位置するほか、Multi-killsとOpening fragsのRatingは1.14で、全選手中1位となっています。

ラウンド毎の平均ダメージ(ADR)118を記録する Bosnia NiKoはチームの勝利に不可欠な選手でした。これは彼がEVPを受賞したELEAGUE S1を見ると明らかです。

彼の統計は全てが印象的ですが、好成績のほとんどがグループステージにおける試合からのものであり、ビッグイベントのPlayoffsに限ると、彼のRatingは平均値を下回る0.97にまで低下します。これが彼のこのランキングにおける評価に傷をつけました。

Top 20 players of 2016: NiKo (11)