もちもちCS:GO情報ブログ

CS:GO を中心に国内外の eSports に関するニュースを掲載します。

    Top 20 Players

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第7位に Sweden f0restがランクインしました。

    2010年(6位), 2011年(5位), 2013年(2位), 2014年(7位), 2015年(16位)と、CS1.6からCS:GOへの移行期間のためランク付けが行われなかった2012年を除いて6年連続のランクインとなりました。

    今年のランキングで18位となった Sweden GeT_RiGhTとともに、Sweden f0restは初回から毎年このランキングに名を連ねている世界でただ2人の内の1人で、今年はf0restがはじめてGeT_RiGhTを上回りました。

    現在28歳の Sweden f0restは、2005年に Sweden Begripに加入して以来Counter-Strikeのトップレベルでプレーし続けています。

    2006年に Sweden Fnaticに加入し Sweden cArnや Sweden dsnとプレーし始め、後に現在まで長年のチームメイトとなっている Sweden GeT_RiGhTが加入してきます。

    Sweden Fnaticで数々のタイトルを獲得し、数年間はCounte-Strikeで支配的な強さを示しましたが、2011年半ばに Sweden f0restと Sweden GeT_RiGhTは Sweden SK Gamingに移ります。

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    2012年に入った頃には Sweden SK Gamingは大会で成績を残せなくなりはじめました。しかし夏にCS:GOが登場したことで再び大きな変化が訪れます。

    Sweden Ninjas in Pyjamasとして Sweden GeT_RiGhTや Sweden Xizt、元CS:Sプレーヤーの Sweden fribergや Sweden Fifflarenと共にCS:GOへ移行すると、2013年4月までの87MAP連勝記録などを残し、CS:GOでも断トツな強さで世界を支配し始めました。

    2014年にはメジャー大会で初優勝を飾りましたが、年の後半での不安定さから Sweden Fifflarenが引退発表、チームは結成後初のメンバー変更となり Sweden Maikeleleが新たに加入しました。

    2015年は Sweden f0restにとっても期待はずれの年となり、チームとしても結果が残せなかったため、このランキングでは初めてTop 10から外れて16位となりました。

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    新たなコーチ Sweden THREATと、Finland alluにかわって加入した Sweden pythを迎えて2016年がスタートしました。初のビッグイベントIEM Katowiceでチームは9-10位に終わってしましたが、Sweden f0restはRating 1.12とチーム内最高評価を残します。

    2016年1回目のメジャー大会MLG Columbusでは Sweden pythがビザのトラブルにより出場できず、急遽コーチの Sweden THREATがスタンドインしましたが、かろうじてBest 8入りとなり、Legendsスポットを守ります。

    その後ホーム地であるスウェーデンで開催されたDreamHack Masters Malmoに出場。
    Sweden Ninjas in Pyjamasは、ESL One Cologne 2014以来となる18ヶ月ぶりのビッグイベント優勝を果たします。Sweden f0restはADR 77.9 / KPR 0.74を記録し、Rating 1.07とEVP賞を獲得しました。

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    ELEAGUE S1で Sweden f0restはRating 1.16と一貫して良いパフォーマンスを見せますが、チームをリードするには十分ではありませんでした。この大会を5-8位で終えます。

    DreamHack Summerで準優勝となった後、ECS S1 Finalsで Sweden f0restは今シーズン最低評価となるRating 0.79を残してしまいます。その後のメジャー大会ESL One Cologneでは、Sweden Ninjas in Pyjamasがチームとして初めて、Best 8に進出できなかったメジャー大会となってしまいました。

    その後、Sweden pythが手の負傷により数カ月の休養に入り、チームは Sweden disco doplanを起用した後、元メンバーの Sweden Maikeleleとともに複数のLANイベントに出場します。

    Sweden Maikeleleとともに出場したSL i-League StarSeries S2では、スタンドインチームによる初のビッグトーナメント優勝を果たし、Sweden f0restもRating 1.22 / ADR 87.3を記録し大会MVPとなりました。

    StarLadderでの優勝後、チームはEPICENTER: MoscowやESL Pro League S4 Finalsに出場、結果は振るわず、Sweden f0restも2016年最低に近いRatingを記録してしまいます。

    11月に Sweden pythの復帰後初のイベントとなるIEM Oaklandに出場。
    Sweden f0restが再びチームのスターとしての力を発揮し、Rating 1.11と2つ目の大会MVPを獲得、チームとして2016年3度目の優勝を飾りました。

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    ここでの優勝を Sweden f0restは以下のように語ります。

    『IEM Oakland決勝の Brazil SK Gaming戦、特に最終MAPは記憶に残ってます。再び私達が強さをみせれたこの経験は、素晴らしいものでした。過去に色々やってきましたが、あの試合は私達の中で再び何かを引き起こしたように感じます。私はこのチームの一員であることを非常に誇りに思います。』

    2016年の Sweden f0restは、Sweden Ninjas in Pyjamasが優勝した3つのイベント全てで最高のFraggerであったように、とてつもないインパクトを与えています。これら3つのイベントで、2つのMVPとEVPを獲得しました。

    EPICENTERやECS S1 Finalsといった特に不安定なパフォーマンスであった大会を除いて、彼はほぼすべてのカテゴリ(Kills, 生存, DPR, AWPing等)で信じられないほど安定したオールラウンドプレイヤーとなっています。
    その上で彼はスタープレーヤーとしてチームの優勝を手助けし、Clutchシーン(1vsX)では47回勝利(全選手中4位)、T-Sideに限ったRatingは1.10と全選手中10番目に高い数字となりました。

    f0restが予想する、2017年のTop 20 Playersに入る選手
    Sweden Joakim "disco doplan" Gidetun (Fnatic)
    Top 20 players of 2016: f0rest (7)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第8位に Sweden olofmeisterがランクインしました。
    2014年の8位、2015年の1位に引き続いて3度目のランクインです。

    Sweden olofmeisterはCS:GOリリース直後、Sweden H2k Gamingに加入していましたが、イベントに出席することなく数週間で解散になり、後に、成功をおさめるチーム Sweden LGB eSportsに加入しました。

    Sweden LGB eSportsでは、Sweden KRiMZや Sweden dennis、Sweden Maikelele、Sweden twistといった選手らとプレー、2013年11月にはメジャー大会DreamHack Winterに出場しBest 8、2014年3月のメジャー大会EMS One Katowiceでは当時の Sweden Fnaticを破り3-4位となりました。

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    EMS One Katowiceの後、Sweden olofmeisterと Sweden KRiMZが Sweden Fnaticに移籍します。
    新体制となったFnaticは、メジャー大会ESL One Cologneでスウェーデンのライバル Sweden Ninjas in Pyjamasに敗れ惜しくも準優勝に。

    しかしその後はSL StarSeries XやFACEIT League S2、ESWCにFragbite Masters S3、ESEA S17といったイベントで次々に成功をおさめ、2014年を締めくくります。

    また2015年もこの勢いは止まらずメジャー大会を連覇。
    最高の貢献者であった Sweden olofmeisterはTop 20 Playersで、2013年, 2014年と1位を取り続けていた Sweden GeT_RiGhTに代わりCS:GOで2人目のTop Playerとなりました。

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    Sweden Fnaticとしても、Sweden olofmeisterとしても大成功を収めた2015年から年があけた2016年も、SL i-League StarSeries XIVで優勝を果たすと、Sweden olofmeisterはチーム最高評価と86.0 ADRを記録し大会MVPに輝きます。

    さらにESL Barcelonaでも優勝、Sweden olofmeisterはRating 1.15でチームを牽引しEVPを受賞したほか、IEM Katowiceでも勢いは止まらず、Rating 1.14とADR 88.5を記録し再び大会MVPに輝きました。



    ところが2016年初のメジャー大会MLG Columbusでは Denmark Astralisに敗北しBest 8となり、Sweden olofmeisterの個人成績も振るいませんでした。

    この後olofmeisterは手の負傷を治療するためしばらく休養することになります。

    約2ヶ月後にELEAGUE S1のグループステージで復帰、続いてECS S1 Finalsに出場し準決勝まで順調に勝ち進みましたが、France G2 Esportsを倒すことはできず3-4位となりました。

    2016年2回目のメジャー大会ESL One Cologneでは、Europa FaZe Clanに開幕戦で敗北したものの、リベンジを果たしBest 8進出。準々決勝で Kazakhstan Gambit Esportsを破り準決勝に駒を進めましたが、UnitedStates Team Liquidに行手を拒まれました。
    Sweden olofmeisterは今大会、Rating 1.09とチーム内でも3番目の評価で終えました。

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    その後ELEAGUE S1 Playoffsに出場した Sweden Fnatic、Sweden olofmeisterは以前のような姿でチームを決勝戦に進めると、Rating 1.18を記録しEVPも獲得しましたが、惜しくも優勝は逃してしまいました。

    この後、Sweden GODSENTとの数回のメンバー交換を経てESL One New Yorkに出場、しかし結果はグループステージ敗退となったほか、Sweden olofmeisterのRatingは0.90と残念な結果となりました。

    EPICENTER: MoscowではRound of 6で Denmark Team Dignitasに敗れてしまいます。

    Sweden Fnaticが出場した今年最後のイベントELEAGUE S2は、Sweden dennisが個人的な理由により参加することが出来ず、コーチの Sweden Jumpyが出場しました。
    しかしチームはグループステージを突破できず、Sweden olofmeisterもRating 0.85と今年最低の評価を残しました。

    Sweden olofmeisterは2016年を通して、このランキングで1位となった2015年のようなレベルではなかったものの、第1四半期では衝撃を受けるほどのパフォーマンスでチームを牽引しました。

    SL i-League StarSeries XIVとIEM Katowiceでの大会MVP、このビッグイベントでのMVPは今回のランキングで8位となった主な理由です。この頃の彼は間違いなく世界で最も優秀な選手でした。

    2016年の中/大規模イベントで2つ以上のMVPを取った4人の選手の内の1人であったことは注目に値し、加えてELEAGUE S1でEVPを獲得するほどの素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。

    重要な試合に限ったRating 1.12は世界で5位、3Kill以上のMulti-Kill Roundsも世界で5位に、また彼が1Kill以上をとったラウンドの73.1%で勝利(全プレイヤー中1位)をおさめていることから彼のインパクトが伺えます。

    Sweden olofmeisterが夏に休暇をとって以降、パフォーマンスが著しく低下しましたが、それでも多くの選手が2016年末までに彼を追い抜くことができなかったことから、2016年最初の数ヶ月で彼がどれだけ支配的であったかを示しています。

    Top 20 players of 2016: olofmeister (8)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第9位に Belgium ScreaMがランクインしました。
    2013年の7位に次いで2度目のランクインです。

    モロッコ系ベルギー人の Belgium ScreaMは16歳だった2010年にデビュー。
    このランキングにはじめて名前が載った2013年は、France VeryGamesの一員として4つのタイトルを獲得し、準優勝やTop 4入りを多く果たしました。

    2014年には France VeryGamesから France Titanに移籍、Titanから出場した2014年2度目のメジャー大会ESL One Cologneでも、フランスのトップチームはグループステージを突破できず、この大会後にフランスチームでシャッフルが行われます。

    このシャッフルの結果、Belgium ScreaMは France Epsilon eSportsに加入することになりました。

    しかし当時のメンバー France SfのVAC BANや、France fxy0の八百長によるValveスポンサード大会からの永久追放など、メンバーの不祥事が続きました。

    その後 Belgium ScreaMは France Epsilon eSportsに所属しつつも、実質的にストリーマーとしての活動のみ行うようになります。

    2015年5月、Kinguin.netが新たなチームの形成を決め、Belgium ScreaMや Sweden Maikelele、Portugal foxと Norway rain、Sweden dennisで新チームが結成されました。



    Europa Team Kinguin (後にG2に移籍)は、メジャー大会ESL One Cologne 2015でBest 8入りを果たしますが、Belgium ScreaMは2015年9月、再び France Titanに呼び戻されます。
    (*このScreaMの移籍金は当時約1800万円と報道されました)

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    2016年に入り、France Titan eSportsが財政難により解散を発表。
    元メンバーらはex-Titanとして活動しつつ、後に France G2 Esportsに加入します。

    France G2 Esportsとしてのデビュー大会だったGlobal eSports Challengeでは、Belgium ScreaMはRating 1.15とADR 85.0を記録、チーム内最高評価選手となっています。

    2016年1回目のメジャー大会MLG Columbusでは、CIS Natus Vincere, Poland Virtus.Proと同じDグループに分けられ、UnitedStates Cloud9に対する勝利を上げたあと、Poland Virtus.Proに敗れグループステージ敗退となりました。

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    MLG Columbusの後、France VeryGames時代からのインゲームリーダーであった Belgium Ex6TenZにかわり、若き有望な選手 France boddyを追加しました。

    新体制となった France G2 Esportsは、ESL Pro League S3 Finalsで Brazil Luminosity Gamingに対して激戦の末に、おしくも敗れてしまい2-3(BO5)で準優勝となりました。

    リーダーシップとプレイスタイルの変化から、G2 Esportsは以前よりもハイレベルになっていることが証明されています。Belgium ScreaMも今大会をRating 1.13で終え、EVPを獲得しました。

    その後チームはECS S1 Finalsに出場。
    Sweden Ninjas in Pyjamasや Sweden Fnaticにリベンジを果たし、再び決勝戦は Brazil Luminosity Gamingとの対決に。
    しかし今大会 Belgium ScreaMは完璧なパフォーマンスでチームを牽引し、最終的1MAPも落とすこと無くECS S1のチャンピオンとなりました。

    Belgium ScreaMはRating 1.34を記録、大会MVPを獲得しました。



    ECS S1での快挙と Belgium ScreaMの驚異的なパフォーマンスから明白なように、Belgium Ex6TenZと France boddyの変更は間違いなく成功でした。

    Belgium ScreaM: Belgium Ex6TenZはプレイヤーや人として大好きです。しかしチームとしてはうまく行かず、結果を出すのに苦労していました。France boddyの追加後、プレイスタイルを含め全てが変わり、突然勝利を収めるようになりました。私は今のチームが大好きです。私たちはただ、立ち止まることがないようにもっと練習を重ねる必要があります。』

    ECS S1 Finalsでの素晴らしい勝利の後、チームはESL One Cologneに出場。
    2016年2度目のメジャー大会は、再びグループ分けに悩まされます。

    Brazil SK Gaming, Sweden Fnatic, Europa FaZe Clanとの"死のグループ"にわけられた France G2 Esportsは、SK, Fnaticに相次いで敗れ、早々に今大会を去ります。

    1ヶ月以上の夏休みのあと、チームはSL i-League StarSeries S2 Finalsに出場します。
    グループステージを1位で通過したあと、フランスのライバル France Team EnVyUsを破り、準決勝でも Denmark Team Dignitasを倒し決勝に進出。
    結果的には、Sweden Maikeleleをスタンドインさせていた Sweden Ninjas in Pyjamasに敗れてしまうものの、Belgium ScreaMは決勝戦でチームの最高評価選手であり、大会を通してRating 1.15とEVP賞を獲得しました。

    その後ESL One New YorkやEPICENTER: Moscowに出場するも、結果は振るいません。
    Belgium ScreaMはどちらも平均的なパフォーマンス、Rating 0.99と1.06で終えました。

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    今年最後のビッグトーナメントはIEM Oaklandでした。
    Belgium ScreaMは最初の2試合で良くない結果を残すものの、その後調子を上げ、Playoffs進出をかけた最終試合対 UnitedStates Team Liquid戦では France shoxとともに2人がチームを牽引し、Playoffsに駒を進めました。

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    Belgium ScreaMは2016年、チームとしての最高の勝利を収めたECS S1 FinalsでのMVPに加え、準優勝となったESL Pro League S3とSL i-League StarSeries S2での2つのEVP、これらがこのランキングで第9位となる主な理由です。

    全体を通してもKPR(Kills per Round)は0.77で全プレイヤー中8位、ADRは82.8で10位、さらに Belgium ScreaMはラウンドあたりのHeadshotは0.50、Killsの65%がHeadshotと両カテゴリでトップに立ち、間違いなく"Best AIMer"でした。

    しかし、2016年は個人的な賞を受賞した3つのイベント以外で、平均的なパフォーマンスしか残せておらず、また彼がKillsを取ったラウンドの勝率は63.4%と平均以下の数値でした。

    メジャー大会に限るとRatingは0.99に落ちますが、ビッグイベントでのRating 1.11と重要な試合のRating 1.13が彼をTop 20 Playersで第9位にランクインさせました。

    Top 20 players of 2016: ScreaM (9)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第10位に Sweden flushaがランクインしました。
    2013年から続いて4度目のランクインです。

    Sweden flushaのCSにおけるキャリアは2012年末にスタートしました。
    2013年夏に Sweden Fnaticに加入すると、しばらくは国際イベントで大きな結果を残すことはなかったものの、11月にCS:GO初のメジャー大会DreamHack Winter 2013で当時最強チームだった Sweden Ninjas in Pyjamasを倒し、初代メジャー大会王者となります。
    2013年、Sweden flushaはTop 20 Playersで13位にランクインしました。

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    Top 20 Playersで2位となった2014年は、2回のメジャー大会でBest 8、ESL One Cologneでは Sweden Ninjas in Pyjamasに敗れ準優勝となっています。

    この年、Sweden olofmeisterと Sweden KRiMZが Sweden Fnaticに加わり、徐々に力をつけ始めます。

    2015年にはメジャー大会連覇を果たし、3連覇かとおもいきやDreamHack Cluj-Napocaで France Team EnVyUsに敗れると、当時のインゲームリーダー Sweden pronaxがチームを去り、Sweden dennisが加入します。

    約1年半ぶりとなるメンバー変更の後、Sweden Fnaticは信じられないほどの支配的な強さをみせつけ、Sweden dennisが加入した2015年11月から2016年2月までに5つのLAN大会で優勝します。

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    2016年に入ってからはSL i-League StarSeries XIVとESL Barcelona、IEM Katowiceと次々に優勝を果たし、2016年も Sweden Fnaticの勢いは途切れることがないように見えました。

    この3大会全てで Sweden flushaは安定したパフォーマンスを発揮し、EVPを受賞しています。

    その後2016年1回目のメジャー大会MLG Colombusでは、準々決勝で Denmark Astralisに敗れ、また Sweden olofmeisterの手首の負傷が発覚し、チーム全体が自身を失い始めました。
    準々決勝での敗退にもかかわらず、Sweden flushaはRating 1.14を記録していました。

    Sweden olofmeisterがしばらく休養をとることになり、Sweden wentonがスタンドインして出場したESL Pro League S3 Finalsは3-4位で終え、Sweden flushaは何度も"Carry"し、大会でRating 1.20 / ADR 94.6と驚異的な数値を記録しました。

    ECS S1 Finalsでは、チーム全体が精彩を欠いたパフォーマンスでした。
    結果は再び3-4位となり、Sweden flushaが今年唯一Ratingが1.00を下回った大会です。

    2016年2度目のメジャー大会ESL One Cologneでは、準々決勝で Kazakhstan Gambit Esportsを破ったものの、準決勝で UnitedStates Team Liquidに敗北しました。

    その後ELEAGUE S1 Playoffsが開催されました。
    グループステージを含む Sweden flushaの成績は、Rating 1.14 / ADR 84.8に加えてEVPを受賞、チームを準優勝に導きました。



    ここで Sweden Fnaticと、元Fnaticメンバー Sweden pronaxが設立したチーム Sweden GODSENTとのシャッフルが発表されます。 Sweden flushaと Sweden JW、Sweden KRiMZ (後にFnatic回帰)の3名は Sweden GODSENTに移籍、元世界最強チームは2チームに分断されてしまいました。


    Sweden pronaxと再会した Sweden flusha達は、シャッフル後初のイベントSL i-League StarSeries S2 Finalsで、Sweden Ninjas in Pyjamasと Denmark Team Dignitasに相次いで敗れ、今大会を去りましたが、Sweden flushaはRating 1.10 / ADR 94.4と平均評価以上を記録していました。

    2016年の成績をみてのとおり、Sweden flushaの強みは一貫性にあります。
    彼はKillを取るよりも、一貫して多くのダメージを与え、ラウンドの勝利に貢献します。
    例えてみれば、Sweden flushaは拷問の一種"水責め"のように、じわじわとダメージを与え、相手チームを狂わせていくのです。

    彼は2016年、ADR 83.8を記録し全選手中6位となりました。ラウンド毎のGrenadeやMolotovダメージも高く、昨年の最高のサポート選手の1人となっています。

    ビッグイベントに限ってもRatingは1.12で全選手中8位。
    彼が受賞したEVP5つの内4つがビッグイベントにおけるものでした。
    より上位となれなかった理由として、チーム最高の選手となり直接的に勝利に影響するようなインパクトが少なかったことにありました。

    Top 20 players of 2016: flusha (10)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第11位に Bosnia NiKoがランクインしました。

    NiKoは現在19歳の若いプレーヤーですが、13歳だった2010年頃からCS1.6の小さなトーナメントに参加するようになり、15歳となった2012年、DreamHack Bucharestに Serbia iNationから出場します。

    2013年には Slovakia iNationのメンバーとしてCS:GOに移行。
    当時のiNationには現在アナリストとして活躍する Serbia YNkが加わっていました。

    2014年は半年ほどシーンから離れた後、セルビア国内のLANやオンライントーナメントに出場、復活してわずか数ヶ月後の2015年3月、Bosnia NiKoは Europa mousesportsからのオファーを受け入れます。



    2015年末、インゲームリーダーを務めていた Germany gob bが脱退し、Bosnia NiKoがIGLを務めることとなりました。当時これは一時的な変更である予定でした。

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    2016年に入り、IGLをコーチの Germany Kapioに託す予定でしたが、彼はフルタイムでCS:GOの仕事をこなすことは出来ないと判断し、チームを去ってしまいました。

    これにより、結果的に Bosnia NiKoは現在に至るまでIGLを務めることとなります。

    Europa mousesportsの出場した2016年初めのイベントDreamHack Leipzigでは、Poland Virtus.Proを破ったものの、その後 Denmark Astralisに敗れ、Denmark Team DignitasにPlayoffs進出を拒まれました。

    ここで Bosnia NiKoはRating 1.24とチーム内最高の選手でした。
    ちなみにこのDreamHack Leipzigは、彼らが2016年の1年間、Bosnia NiKoの素晴らしい個人パフォーマンスに反して、チームはグループステージ敗退が続くことを予告していたように思います。

    その後Acer Predator Masters S2で優勝すると、メジャー大会MLG Columbusのメイン予選に出場し、メジャー大会出場権を獲得しています。しかしこの2イベントは、このランキングでは考慮されていません。

    次のプレミアムイベント、IEM Katowiceで Bosnia NiKoは大会Rating 1.44を残し、言うまでもなくチームの最高評価選手でしたが、Playoffs進出には至らず、2勝で今大会を去ることになります。

    次に開催されたメジャー大会MLG Columbus、グループステージ最終戦 Sweden Ninjas in PyjamasとのBO3で、NiPはコーチの Sweden THREATを起用しての出場でしたが、Bosnia NiKoの不振もあり Europa mousesportsはこれを倒すことが出来ませんでした。
    それでもNiKoは大会Rating 1.22でチーム内最高評価選手となっています。

    DreamHack Masters Malmoでは、UnitedStates Team Liquidとメジャー大会王者 Brazil Luminosity Gamingを破ってPlayoffs進出を果たします。
    ここで Sweden GODSENTに敗れたものの、Europa mousesportsは着実に力をつけており、Bosnia NiKoも再びチームの主力であることを証明しました。

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    2016年2度目のメジャー大会ESL One Cologneでは、UnitedStates Team Liquidに敗れてグループステージ敗退となってしまったものの、Bosnia NiKoはやはりチームの最高Ratingを記録していました。

    ELEAGUE S1で Europa mousesportsは、France G2 Esportsと Europa FaZe Clanを破りPlayoffs進出。
    さらに Denmark Astralisを倒し、準決勝に進出しました。

    準決勝で Poland Virtus.Proに敗れてしまったものの、Bosnia NiKoとチームどちらにとっても成功したイベントとなりました。
    NiKoはRating 1.14を記録し、EVPを受賞しています。



    8月には Czech oskarがチームに加入するも、1ヶ月と少しで Spain loWelと入れ替わることになります。

    新ラインナップとなった Europa mousesportsは、ELEAGUE S2のグループステージに出場し、Brazil Immortalsと UnitedStates Cloud9を破り、1位通過でPlayoffs進出。
    しかし準々決勝で NorthAmerica OpTic Gamingに敗れます。

    ESL Pro League S4 Finalsに出場した Europa mousesportsは、UnitedStates Team Liquidや France Team EnVyUsを倒し、再び1位通過でPlayoffs進出。
    しかし、大会優勝を果たす UnitedStates Cloud9に準決勝で行手を拒まれました。

    2016年は、年間を通して Bosnia NiKoが個人レベルで世界最高の選手の1人であることは統計から証明されています。LAN大会におけるRating 1.15は世界でも4位に位置するほか、Multi-killsとOpening fragsのRatingは1.14で、全選手中1位となっています。

    ラウンド毎の平均ダメージ(ADR)118を記録する Bosnia NiKoはチームの勝利に不可欠な選手でした。これは彼がEVPを受賞したELEAGUE S1を見ると明らかです。

    彼の統計は全てが印象的ですが、好成績のほとんどがグループステージにおける試合からのものであり、ビッグイベントのPlayoffsに限ると、彼のRatingは平均値を下回る0.97にまで低下します。これが彼のこのランキングにおける評価に傷をつけました。

    Top 20 players of 2016: NiKo (11)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第12位に Russia flamieがランクインしました。
    昨年の14位に引き続いて2度目のランクインとなります。

    Russia flamieは16歳だった2013年、初めての国際大会Copenhagen Gamesに出場。 はじめてメジャー大会に出場したのは翌年2014年のESL One Cologne、Russia dAT Teamからヨーロッパ予選を通過しました。

    2015年に入り CIS HellRaisersに加入。
    メジャー大会ESL One Katowiceなど2イベントに出場します。

    この時点で Russia flamieは CIS Natus Vincereからのオファーを受け、一旦トライアルという形で加入。1ヶ月ほどのトライアルの後、CIS Natus Vincereは Russia flamieと正式契約することを決めます。

    2015年はメジャー大会DreamHack Cluj-Napocaを含む4大会で準優勝となり、Russia flamieはTop 20 Players 2015で14位となりました。

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    2016年がはじまり、Russia flamieはDreamHack Leipzigの決勝戦でRating 1.48を記録し、大会MVPとチャンピオンの称号を獲得します。
    IEM Katowiceは3-4位で終えたものの、Russia flamieはRating 1.24でEVPを受賞しました。

    Counter Pit Leagueで2度目の優勝を果たすと、チームはメジャー大会MLG Columbusに出場します。

    MLG Columbusでは Russia flamieがチームのグループステージ通過を助け、準々決勝で Sweden Ninjas in Pyjamas、準決勝で Denmark Astralisを破るも、決勝戦では Slovakia GuardiaNの怪我が悪化し Brazil Luminosity Gamingにチャンピオンの座を奪われました。

    Slovakia GuardiaNが治療に入り、コーチの Ukraine starixを起用して出場したDreamHack Masters Malmoでは順調にグループステージを通過し、Playoffsから Slovakia GuardiaNが復帰し準優勝となりました。

    Russia flamieはMLG Columbus、DreamHack Masters Malmoの2大会でEVPを獲得します。

    2つのビッグイベントのあとチームはStarLadder i-League Invitationalでも準優勝となり、その後ELEAGUE S1のグループステージに出場しました。

    2016年2度目のメジャー大会ESL One Cologne、グループステージで Russia flamieは CIS FlipSid3 Tacticsや Sweden Ninjas in Pyjamasに対して安定したパフォーマンスを発揮。
    しかしその後の結果はあまり良くなく、チームは準々決勝で敗退します。

    新たなコーチルールが適用されたESL One New Yorkで、CIS Natus Vincereは Russia seizedを新たなインゲームリーダーに切り替えました。

    新体制となった後も、Russia flamieは準決勝対 UnitedStates Team Liquid戦の第2MAP Trainで39K19D(Rating 1.90)と完璧なプレーで北米チームを打ちのめします。

    しかしながら、決勝対 Poland Virtus.Pro戦で Russia flamieは思うような結果は出せませんでした。
    それでもチームの新入り Ukraine s1mpleと、Slovakia GuardiaNがそれをカバーし、チームは見事優勝しました。

    その後EPICENTER: Moscowを3-4位で終えると、ELEAGUE S2やIEM Oaklandに出場しましたが、どちらもチームはグループステージで大会を去ることになります。
    Russia flamieも平均的なパフォーマンスで2016年最後の大会を終えました。

    2016年を振り返ってみて、Russia flamieは中規模なイベントながらもDreamHack Leipzigで大会MVPを獲得するほどの活躍を見せ、チームを優勝に導きました。

    その他にもメジャー大会MLG Columbusや、IEM Katowiceなどのビッグイベントで4つのEVPを獲得、メジャー大会におけるRatingも1.11と全プレーヤー中10位となっています。

    Russia flamieは2016年を通してチームの成功に極めて重要な役割を果たし、DreamHack Leipzigの決勝戦やMLG ColumbusとESL One New Yorkの準決勝などのビッグマッチにおいてRating 1.08と安定した成績を記録しています。

    特に今年の1月から4月まで、Russia flamieはチームのベストプレーヤーであり、世界でも最高のプレーヤーの1人でしたが、残りの期間でパフォーマンスが欠如する大会が続き、チーム内でも3位に落ち、これがこのランキングでより上位となれなかった要因です。

    Top 20 players of 2016: flamie (12)

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    CS:GOトップ20プレーヤー2016 第13位に France kennySがランクインしました。
    2013年の12位、2014年の6位、2015年の6位に続いて4度目のランクインです。

    France kennySはCS:Sで1年に満たないキャリアのあと、France VeryGamesの一員としてCS:GOに移行、その後 France Team LDLC.comや France Clan-Mystik、France Titan eSportsを転々とします。

    そして2015年7月、France apEXと共に現在の France Team EnVyUsに加入。
    11月にはDreamHack Cluj-Napocaで初のメジャータイトルを獲得しました。

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    2016年に入り、Global eSports Cup 2016で優勝、中規模なトーナメントながらも France kennySは素晴らしく安定したパフォーマンスを発揮し、大会MVPを獲得しました。

    しかし、3月に開催されたIEM Katowiceでは、チームは1勝5敗と残念な結果でグループステージを突破することが出来ませんでした。France kennyS自身にとっても、Rating 0.92と今年最悪の大会の1つとなりました。 この直後に France kioShiMaが France DEVILと入れ替わるため、脱退します。

    France DEVILがデビューしたCounter Pit League S2でもチームはうまくいきません。 Germany tabseNをスタンドインさせていた Europa NRG eSportsに1-2で敗北します。

    2016年初のメジャー大会MLG Columbusの開催は、Counte Pit Leagueでの敗北からあまりにも早すぎました。通過が容易に見えたグループに分けられた France Team EnVyUsは、UnitedStates Counter Logic Gamingと Kazakhstan Gambit Esportsに相次いで敗れ、France kennySは今年最低のRating 0.69を記録し、チーム内でも最悪のパフォーマーでした。

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    France DEVIL加入以降、2つのイベントに出場し結果を残せてないところをみると、このメンバー変更は期待したほど効果がなかったように思えました。

    また、MLG Columbusはコーチ Schweiz Maniacにとって最後のイベントとなりました。 France kennySはこれについて、『Maniacはコーチとなる準備が出来てないように思いました。だから彼は100%の仕事を出来ていなかったし、私たちは少し残念でした。私はコーチというのはチームに必要なものだと思います。CIS Natus Vincereや Sweden Ninjas in Pyjamasがコーチの必要性を証明してくれています。私達には、多くの経験を積んだコーチが必要です。』

    その後、France Team EnVyUsはDreamHack Masters Malmoに出場しました。

    France kennySは準々決勝で Denmark Team Dignitasを吹き飛ばし、準決勝まで駒を進めます。
    準々決勝を61Kill30Death、113.7ADRという完璧な成績で終えたkennySは、再びチーム最高の貢献者であることを証明しました。



    6月にESL One Cologneメイン予選を通過し、ELEAGUE S1グループステージで Poland Virtus.Proを破りPlayoffs進出、kennySはここでも素晴らしいパフォーマンスを発揮、1MAPでAWP Kills 21とKD差+22という成績を残します。

    ELEAGUE S1では準々決勝で敗れてしまったものの、France kennySはRating 1.22を記録します。

    2016年2回目のメジャー大会ESL One Cologneでは、France kennySのパフォーマンスはMLG Columbusとはまったく対照的だったものの、チームを勝利に導くほどではありませんでした。
    kennySはイベントを通してRating 1.06を記録、チーム内で唯一平均評価以上を獲得します。

    Summer Vacationの後、チームはStarLadder i-League StarSeries S2に出場。
    グループステージで UnitedStates Cloud9に敗れますが、その後 Poland Virtus.Proと China VG.CyberZenを破り、準々決勝進出を果たします。

    チームは最終的に準々決勝で France G2 Esportsに敗れて敗退となりますが、France kennySはADR/KPR/DPRなど全ての項目で平均以上を数値を記録していました。

    その後DreamHack BucharestとESL Pro League S4に出場。
    DreamHack Bucharstをチーム内2番目のRatingで終えると、ESL Pro League S4でチーム内最高評価選手となり、チームはそれぞれ3-4位, 5-6位敗退となってしまいますが、France kennyS個人としては良い成績を残しました。

    France kennySは2016年の1年間を通し、明らかにチーム内のBest Playerでした。
    また、1イベントで大会MVPを受賞し、DreamHack Masters MalmoやESL Pro League S4、StarSeries S2などのイベントで最高Ratingを記録した選手でもありました。
    彼のLANイベントにおけるRating 1.10は、全体の9番目に位置します。

    France kennySのAWP Kills per Roundは0.39で全体の6位に、AWP Kill to Death ratioは4.9と4位に、Opening duelsの勝率は61.1%で世界でも2位、また全ラウンドの19.4%でマルチキルを達成しています。

    もし彼がAWPを持つ機会が頻繁になかった場合、この統計はそれほど高くはならなかったことでしょう。しかし彼は、全ラウンドの38%で生存(第7位)し、これが重要な数値となります。

    France kennySがプレーした重要な試合15MAPを通し、Rating 1.15を記録しています。
    しかし、このランキングでより上位となれなかった理由の1つに、個人的な賞が少なかったことにあります。

    唯一のMVPである大会は決して大規模なイベントではなく、また、彼がプレーしたマップの40%は中規模なトーナメントでした。もう一つのマイナス要因としてあげられるのは、メジャー大会における彼のパフォーマンスです。MLG Columbusでの失敗は、Top 20 Playersの中で最悪のRatingでした。

    kennySが予想する、2017年のTop 20 Playersに入る選手
    France Alexandre "bodyy" Pianaro (G2 Esports)
    Top 20 players of 2016: kennyS (13)

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