DreamHackが元 iBUYPOWERや元 Epsilon eSportsのメンバーを含む、八百長によって出場禁止処分となっている選手らに対する制裁を解除することを発表しました。
このDreamHackによるBAN解除は、7月のESLによるものに追従する形となります。
【ESLが元iBUYPOWERメンバーらの出場禁止処分を解除】
ESL / DreamHack
7月にESLが発表した八百長に関連したプレーヤーらに対する制裁解除は、Esports Integrity Coalition (ESIC)のガイドラインを受け入れる形で行われました。DreamHackも同様に、このESICのパートナーです。
そのため今後八百長行為を含む不正行為を行った選手に対する処分も、ESLのものとほぼ同等に設定されており、2度目の不正行為に対しては「一生涯のBAN」が与えられます。
今回DreamHackの制裁解除の対象となる選手には、以下のメンバーが含まれています。
- DaZeD (元iBUYPOWER)
- swag (元iBUYPOWER)
- AZK (元iBUYPOWER)
- steel (元iBUYPOWER)
- Uzzziii (元Epsilon eSports)
- fxy0 (元Epsilon eSports)
- GMX (元Epsilon eSports)
- B1GGY (元Epsilon eSports)
これらの選手は、今後DreamHackが主催するイベント全て(DreamHack Open, DreamHack Masters)に出場することが可能になりますが、仮にDreamHackがCS:GOメジャー大会を主催することになった場合、その大会に限ってはValveのルールが適用されるため、上記選手の出場は不可能になります。
ESLとDreamHackが制裁解除を行ったことにより、これらの選手が出場可能なイベントは大幅に増えました。(ESL Pro League, ESEA League, IEM, ESL One, DreamHack Open, DreamHack Masters等々)
しかしValveのルールに従う主催者はまだ多く、ECSを主催するFACEITやELEAGUE、StarLadderやEPICENTER/PGL、アリババが開催するWESGなどには出場することはできません。
DreamHackの発表に先立って、 Uzzziiiと B1GGYは Syndicate Gamingへの加入を発表していました。
また今回の件との関係性は不明ですが、ESLを運営するTurtle Entertainmentは、2015年にModern Times Group(MTG)によって株式の過半数を取得されています。
このMTGは後にESEA・DreamHackも完全買収しており、ESL/ESEA/DreamHackは現在、同じ企業の傘下に入っています。
DreamHack Aligns to ESIC Recommendations on Sanctions for Cheating in Esports - DreamHack, the Company