CS:GOトップ20プレーヤー2016 第13位に kennySがランクインしました。
2013年の12位、2014年の6位、2015年の6位に続いて4度目のランクインです。
kennySはCS:Sで1年に満たないキャリアのあと、 VeryGamesの一員としてCS:GOに移行、その後 Team LDLC.comや Clan-Mystik、 Titan eSportsを転々とします。
そして2015年7月、 apEXと共に現在の Team EnVyUsに加入。
11月にはDreamHack Cluj-Napocaで初のメジャータイトルを獲得しました。
2016年に入り、Global eSports Cup 2016で優勝、中規模なトーナメントながらも kennySは素晴らしく安定したパフォーマンスを発揮し、大会MVPを獲得しました。
しかし、3月に開催されたIEM Katowiceでは、チームは1勝5敗と残念な結果でグループステージを突破することが出来ませんでした。 kennyS自身にとっても、Rating 0.92と今年最悪の大会の1つとなりました。 この直後に kioShiMaが DEVILと入れ替わるため、脱退します。
DEVILがデビューしたCounter Pit League S2でもチームはうまくいきません。 tabseNをスタンドインさせていた NRG eSportsに1-2で敗北します。
2016年初のメジャー大会MLG Columbusの開催は、Counte Pit Leagueでの敗北からあまりにも早すぎました。通過が容易に見えたグループに分けられた Team EnVyUsは、 Counter Logic Gamingと Gambit Esportsに相次いで敗れ、 kennySは今年最低のRating 0.69を記録し、チーム内でも最悪のパフォーマーでした。
DEVIL加入以降、2つのイベントに出場し結果を残せてないところをみると、このメンバー変更は期待したほど効果がなかったように思えました。
また、MLG Columbusはコーチ Maniacにとって最後のイベントとなりました。 kennySはこれについて、『Maniacはコーチとなる準備が出来てないように思いました。だから彼は100%の仕事を出来ていなかったし、私たちは少し残念でした。私はコーチというのはチームに必要なものだと思います。 Natus Vincereや Ninjas in Pyjamasがコーチの必要性を証明してくれています。私達には、多くの経験を積んだコーチが必要です。』
その後、 Team EnVyUsはDreamHack Masters Malmoに出場しました。
kennySは準々決勝で Team Dignitasを吹き飛ばし、準決勝まで駒を進めます。
準々決勝を61Kill30Death、113.7ADRという完璧な成績で終えたkennySは、再びチーム最高の貢献者であることを証明しました。
6月にESL One Cologneメイン予選を通過し、ELEAGUE S1グループステージで Virtus.Proを破りPlayoffs進出、kennySはここでも素晴らしいパフォーマンスを発揮、1MAPでAWP Kills 21とKD差+22という成績を残します。
ELEAGUE S1では準々決勝で敗れてしまったものの、 kennySはRating 1.22を記録します。
2016年2回目のメジャー大会ESL One Cologneでは、 kennySのパフォーマンスはMLG Columbusとはまったく対照的だったものの、チームを勝利に導くほどではありませんでした。
kennySはイベントを通してRating 1.06を記録、チーム内で唯一平均評価以上を獲得します。
Summer Vacationの後、チームはStarLadder i-League StarSeries S2に出場。
グループステージで Cloud9に敗れますが、その後 Virtus.Proと VG.CyberZenを破り、準々決勝進出を果たします。
チームは最終的に準々決勝で G2 Esportsに敗れて敗退となりますが、 kennySはADR/KPR/DPRなど全ての項目で平均以上を数値を記録していました。
その後DreamHack BucharestとESL Pro League S4に出場。
DreamHack Bucharstをチーム内2番目のRatingで終えると、ESL Pro League S4でチーム内最高評価選手となり、チームはそれぞれ3-4位, 5-6位敗退となってしまいますが、 kennyS個人としては良い成績を残しました。
kennySは2016年の1年間を通し、明らかにチーム内のBest Playerでした。
また、1イベントで大会MVPを受賞し、DreamHack Masters MalmoやESL Pro League S4、StarSeries S2などのイベントで最高Ratingを記録した選手でもありました。
彼のLANイベントにおけるRating 1.10は、全体の9番目に位置します。
kennySのAWP Kills per Roundは0.39で全体の6位に、AWP Kill to Death ratioは4.9と4位に、Opening duelsの勝率は61.1%で世界でも2位、また全ラウンドの19.4%でマルチキルを達成しています。
もし彼がAWPを持つ機会が頻繁になかった場合、この統計はそれほど高くはならなかったことでしょう。しかし彼は、全ラウンドの38%で生存(第7位)し、これが重要な数値となります。
kennySがプレーした重要な試合15MAPを通し、Rating 1.15を記録しています。
しかし、このランキングでより上位となれなかった理由の1つに、個人的な賞が少なかったことにあります。
唯一のMVPである大会は決して大規模なイベントではなく、また、彼がプレーしたマップの40%は中規模なトーナメントでした。もう一つのマイナス要因としてあげられるのは、メジャー大会における彼のパフォーマンスです。MLG Columbusでの失敗は、Top 20 Playersの中で最悪のRatingでした。
kennySが予想する、2017年のTop 20 Playersに入る選手Top 20 players of 2016: kennyS (13)
Alexandre "bodyy" Pianaro (G2 Esports)