1月22日~29日に行われたメジャー大会 "ELEAGUE Major: Atlanta 2017" は Astralisの初優勝、 Virtus.Proの約3年ぶり2度目の決勝進出で閉幕しました。
この大会に出場した全16チーム中、3-4位以下で終えたチームの内10チームが大会後にメンバーを変更しています。
中には大会前からレポートで噂されていたものもありますが、 NiKoの電撃移籍など突然行われた移籍もありました。
ここ2週間で行われた主要なメンバー変更をまとめてみます。
oskarがmousesportsに復帰、 chrisJがInactiveに (1/30)
この変更はELEAGUE Majorの閉幕前に発表されました。
mousesportsは2015年10月のDreamHack Cluj-Napoca以降、全てのメジャー大会に出場していますが、Best 8には一度も進むことはなく、Legend statusを獲得したことはありません。
19歳という若さでIGLを努め、個人パフォーマンスで言えば世界でもTop 5のプレーヤーに入るであろうNiKoがチームを率いていましたが結果を残せないことから、チームは何度もメンバー変更を行っています。
oskarが HellRaisersから移籍したあと、約1ヶ月で個人的な理由によりoskarがInactiveになりましたが、この度2013年からのメンバー chrisJにかわって復帰することが決定しました。
stanislawと Hikoがトレード、 peacemakerもOpTicへ (2/3~7)
ESL One Cologne 2016で s1mpleと共に北米チームとしてメジャー大会初決勝進出を果たしていた Team Liquidは今回、9-11位と期待はずれの結果で終えました。
昨年末にELEAGUE S2で優勝した OpTic Gamingも12-14位で敗退し、両チームは選手をトレードすることとなりました。
また、OpTic Gamingには peacemakerがコーチとして加入します。
Maikeleleが再び新チームを設立 (2/3)
pita, wentonと新チームqwertyを形成していた Maikeleleは、qwertyを解散し foxらと再び新チームを形成すると発表しました。
現在 foxと jkaemがメンバーとして加わっており、今後残るメンバーについても発表されていくと思われます。
kennyS, NBK-, apEXがG2 Esportsに移籍 (2/4)
昨年末から噂されていたこのシャッフルは、メジャー大会後に行われた一連のメンバー変更の中で、最も期待されるチームでした。
SmithZzがコーチに転身し、強力なRifler shoxと、世界Top 3 AWPer kennySがついにタッグを組み、次期メジャー大会の有力候補となると思います。
JW, flushaがFnaticに回帰 (2/4)
この変更もメジャー大会前にレポートが公開されていました。
複数の選手に近い関係者によると、GODSENTのJWとflushaはメジャー大会後に、FnaticのOlofmeisterらと合流する予定だとのこと。これはメジャー大会での結果に関わらず行われるようであるとしています。 https://t.co/gnml5sDg0j
— もちもちCS:GO情報 (@motigamingnews) 2017年1月18日
しかし当初は選手らが否定的なコメントをしていたため、コミュニティ内では信じがたい再移籍として扱われていましたが、結果的にレポート通りの変更が行われています。
変更後の Fnaticは2015年末~2016年7月まで活動していたラインナップに戻り、今後の活躍に期待されています。
Team EnVyUsが新ラインナップを発表、後に ScreaMが加入 (2/5~9)
G2 Esportsがフランスのドリームチームを形成し、残るメンバーと Team LDLC.comから xmsが移籍し新Team EnVyUsとなりました。
当初 Vexed Gamingから devoduvekが移籍しメンバーに加わりましたが、後に ScreaMが加入し置き換えられました。
felpsがImmortalsからSK Gamingへ、 fnxとトレード (2/6)
SK Gamingにはこれまで foxがスタンドインしていましたが、恒久的なメンバーとして Immortalsから felpsが移籍することになりました。
felpsが去ったImmortalsには、元SK Gamingの fnxが加入しています。
AizyがFaZe ClanからNorthへ、 NiKoがFaZeへ (2/9~10)
上記のフランスチームシャッフルが噂されていた頃、 ScreaMが FaZe Clanに加入するという話も同時に流れていました。
また、これに関連してScreaMがFaZe Clanに加入、FaZeからaizyがNorthに移籍するとの情報もあります。 https://t.co/piwE9DuALR
— もちもちCS:GO情報 (@motigamingnews) 2017年2月2日
Aizyの Northへの移籍は先に発表されましたが、 FaZe Clanに加入する選手については交渉が難航し、発表が遅れていました。
当初 ScreaMを獲得するべく交渉が続けられていたそうですが、ScreaMがフランスチームへの加入を望んだため、 Team EnVyUsに加入します。
新たに第5の選手と交渉する必要が発生したFaZe Clanは、次なる候補として上がっていた NiKoを獲得するべく mousesportsと交渉を始めます。
最大100万ドル(約1億1200万円)とも噂されている移籍金から、当初は実現しないと思われていたこの変更でしたが、最終的にFaZe Clanは mousesportsのスーパースターを獲得しました。
NiKoはDreamHack Masters Las Vegasの後、FaZe Clanに加入します。
満足のいく結果の残せなかったチームをはじめ、移籍以降はじめてBest 8に進出した FaZe Clanや、同じく初のBest 8進出となった Northもメンバーを変更しました。
次期メジャー大会の開催はまだ発表されていませんが、今後は、これまでのように熟練プレーヤーの所属しているチームの活躍というよりは、若いプレイヤーで構成される新規参入のチームの活躍がみられると思います。